2011年6月4日土曜日

色々な企業にご挨拶をしてきました&デザイナーと被災地の関係

BEDG主催のチャリティーのデザインプロジェクトの為にGive-a-Smile Toysのプロジェクトを他のデザイナー達共同で出展をしていた (詳細はこちらです http://sayuujin.blogspot.com/2011/06/give-smile-toys-at.html)ので、その時間を合間縫って、日本の工芸系の産地のお店を訪ねて、ご挨拶に何件かの企業様方に名刺交換をさせて頂いてきました。

南部鉄器など、岩手の産地の方もいらしていて、奥州市の鉄器の産地の方、東北の産業のハブをやられているNPOの方、銀を使った抗菌製品を取り扱っているメーカーなど色々と面白そうなメーカーの方々と直接お話をして、ご挨拶だけでもさせて頂く事ができました。

日本の中小企業は、色々な事をやろうとしているし、なんとかしようと思っている意気込みが感じられてとてもいいなと思いました。
ただ、この展示会は東京の大きな展示会なので、まだまだここにも出していない企業で、おもしろい企業はいっぱいあるはずなんです。特に、こういった展示会では代理店が束ねてこられている事が多いでしょうから、その下で働かれている実際の現場で作っていらっしゃる職人さんや町の商工会議所を訪ねて、そこと直接取引ができるようになるのが理想です。

やはり震災後に展示が取り消しにならざる終えなかった企業も多かったとのことでした。とても残念な事です。震災で益子焼の産地は9割の竃が消滅したらしいという事等ききました。
被災地に実際行かれて、デザイナーとして何かができないか、活動をされているプロダクトデザイナーの佐野正さんが行われている「Design&trade震災復興支援ボランティア」 http://designtrade.jp/ 
について佐野さんにお伺いしてきたのですが、被災地に関してはとてもじゃないけどまだまだデザインのプロジェクトを考えられるような余裕のある状況ではないようです。製品開発をして役に立つようなモノで助けになりたいと考えておられるようなのですが、とにかくモノ不足がないことを解消することが先。佐野さん達の判断としては、デザイナーとして取引のある会社から余っているものなどで被災地にモノを調達すること、そういう本当に役に立つ事から始められたとのことでした。
実際、現場では政府の対応が柔軟でなさすぎて、例えば1000個以上だったら市町村、それ以下だったら町内会、、のような感じで、とても事務的な割り振り方しかされず、実際に人々に品が流れるまでに非常に時間がかかってしまう状態なんだそうです。
そういう理不尽な状況を解決するために、佐野さんをはじめ、デザイン&トレードの方々は、とにかくモノを必要な所に届けることから始めたそうです。
とにかく被災地というのは、足を運んでみないと絶対に分からないと皆が口をそろえていうので、私も行って来ようと思います。

ただ、それでも私のこのプロジェクトに関する最終的な目標はチャリティーでなく、経済復興と、我々デザイナーも潤うことなので、趣旨は違ってきますが、それでもやはり被災された方の現場に行ってみることは重要だと感じます。

これからは9日に山形、10日仙台、11日盛岡と足を運ぶつもりです。その後被災地のほうにも足を運びます。英NPOの手作り人形のプロジェクトの件のオーガナイズをしないといけないので、どこに行くかが決まってはいないのですが近日決めます。

明日の朝日新聞の朝刊、東京版にTohokuLondonの左右田が他で絡んでいる英国デザイナーの震災支援ギフトの記事が掲載される模様です。
あとYahoo newsにも載りました。Tohoku Londonとは別のプロジェクトGive-a-Smile-toysの件でです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000074-jijp-soci.view-000

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